2021.04.30 01:58猫俳句5猫俳句 佳作鹿目 勘六宮城県「冴え返るもう啼かぬ猫撫でている」立春を過ぎて寒気がゆるみ、いくぶん暖かくなってほっとした途端に、またぐんと冷え込む春先の様子を「冴返る」という。保護猫活動をしていると庭先でもうあまり動かない猫に合うこともあります。かなりの高齢な猫でも20年以上最近では生きる猫も珍しく有りません。ポカポカ陽気になって暑いくらいな日があるかと思えば、寒さがぶり返す日もあり、猫たちも丸くな...
2021.04.23 03:42猫俳句4猫俳句 佳作梶 政幸千葉県「新盆や見知らぬ猫のぽつり居て」大阪の実家に帰省するのもままならないこの頃です。池田にお墓が有るのですが、昨年、動物の資格試験の為、8月に帰省と墓参りを兼ねて実家に帰りました。初盆で実家に帰ったら、親父を無くした母親が一匹の猫を飼い始めていました。名前は「短太郎」足が短いからだと言う。母親には既に慣れていて、よそ者の私には冷たい素振り。短太郎が居るから寂しくなんかないわ。...
2021.04.16 01:40猫俳句3猫俳句佳作大澤 真祐子東京都「枯葉つけ水飲む猫の外の匂い」猫学園の猫たちも園庭に出て部屋に戻ってくると、枕木やブロック、テーブルの上でゴロゴロしてくるので、枯葉や砂をくっ付けて帰ってきます。暖かい日差しを浴びて日向ぼっこをしてくるので、触ると毛が温かくなっています。決まって水飲み場に直行、ごくごくお水を飲んでいます。水飲み場は二か所あるのですが、朝晩入れ替えても結構少なくなっています。猫たちは外の...
2021.04.12 01:36猫俳句2猫俳句 佳作井田 壽一滋賀県「今年藁ぷんぷんさせて猫帰る」新米の季節、秋の田んぼを散歩していた猫がふかふかの藁の山の中で体を擦り付けている。毛の中に稲わらを絡ませて、夕方少し寒くなってくると帰ってきます。お帰り!と撫ぜてやると、温かい毛の間から藁の匂いが溢れます。猫学園の猫たちも今、春の暖かい園庭に出ると真っ先にコンクリートブロックに体を擦り付けています。たまに砂だらけになって帰ってきます。夕方4...
2021.04.09 08:36猫俳句猫俳句 佳作1井口 寿美子北海道「手術より戻りし猫にさんま焼く」*病院に猫を連れて行くのも大変です。猫も飼い主もストレスが掛かります。車の中でも悲しそうに泣くので、心が痛みますね。治療や検査を終えて帰ってきたときはほっとした気分で、早く良くなってね!とおやつや好物を食べさせてあげてください。