猫俳句12
猫俳句 佳作
佐竹 由帆
東京都
「猫の子を閉めだして着る春着かな」
仔猫の爪と歯は細くて細くて、突き刺さります。
持ち上げようとすると驚いて手や服にしがみついて、指を切り裂き
服の繊維を引きずり出してダメにしてしまいます。
私は、首根っこを捕まえて、洗濯ネットに入れて、爪切りをします。
洗濯ネットの編みの間から指の爪を引き出して、爪切りでパチンとやります。
でも直ぐに爪は伸びてまた元の凶器へと変貌します。
学園の作業には綿パンやジーンズのような生地がいいですね。
人を怖がらない仔猫はズボンを登ってきます。
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