猫俳句11
猫俳句 佳作
佐々木 信一
山梨県
「猫の墓わづかにありし春の土」
大きなお屋敷・地元のお代官様のご親戚のお宅なのですが、そこで地域猫の餌やりをしていただいています。
不幸にもそこで亡くなる猫ちゃんも居て、亡骸を敷地内の竹林の隅に埋めて葬っています。
毎年、春になると土が盛り上がったと思ったら、筍が勢いよく伸びてあっという間に大木になっていきます。
今年も仔猫たちが生まれ、1.5ヶ月くらいになるとお母さん猫が餌場に連れてきます。
そこを我々が保護して、お母さんを避妊手術して、仔猫を3ヶ月くらいまで育て、里親さんに譲渡します。
育児放棄や未熟児、病気などで亡くなる仔猫たちもいます。
全ての命は救えませんが、我々は日々頑張っています。
亡くなった命の為にも救える命は出来るだけ。
合掌
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