猫俳句10
猫俳句 佳作
対馬 郁
東京都
「ついて来る梔子の香よ夜の猫よ」
「香りは、記憶と深く結び付いている」
この言葉を聞いて、どんな香りを思い出しますか。
私が真っ先に思い出したのが梔子(くちなし)の香り。道端などでクチナシの甘くて濃い香りに触れると、夏の思い出がふわりとよみがえり、今年も暑い夏がやって来たなと感じます。
クチナシ。花言葉は「私は幸せ者」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」。
6~7月にかけて白い花を咲かせるクチナシは、アカネ科の常緑性低木。漢字では「梔子」と書きます。
クチナシの独特のエキゾチックな香りには、興奮した神経を鎮める「リラックス効果」などが期待されています。
<松橋 佳奈子さんの記事を引用>
三大香木|春はジンチョウゲ(沈丁花)
三大香木|夏はクチナシ(梔子)
三大香木|秋はキンモクセイ(金木犀)
冬はロウバイ(蠟梅)で四大香木
私も1句作りました。
「暁光に香で仰ぎ見る木犀花」
明け方の光の中、甘い香りで、ふと上を見上げると可愛い金木犀の花が咲いていた。
どのの花も香りが強く、風に乗って香りが先に運ばれてきて、探してみると花を見つけることが出来ます。
香りが追いかけてくる(ついて来る)というのもいいですね。
梔子の香「よ」夜の猫「よ」切れ字の重複?よるのねこ(下五) で良いのでは?
0コメント