猫俳句9
猫俳句 佳作
今野 麻里
宮城県
「雪解の新しき庭猫の道」
寒がりのはずの猫ですが、雪の中をいつもの散歩道を歩いていくのを見ます。
餌場から塀を乗り越え、ブルーベリー畑を抜けて、左右確認して、小路を横切り、
元代官屋敷と池の有る空き地の間の隙間へひょいと登り越えて、
古びた白壁の蔵の横をゆっくり上っていく、その先に仔猫が待つ倉庫がある。
いつもの道をいつもの様に、ルーティーンを守りながら同じ足跡が続いていく。
雪の道なら足跡が残り、雪解け時には、水たまりで水を飲んだりしながら歩いていく。
もうすぐ仔猫を連れて餌場にやって来るでしょう。
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