近所で保護した猫
同じ町内の方から、突然のメールが入りました。
先程大雨の中、ズブ濡れの迷い猫を保護しました。
現在部屋で暖めてあげていますが
水も餌も食べずかなり弱っているようです。
我が家には老犬もいますので
ずっと保護する事も出来ず悩んでいます。
どうか御協力お願いします。
というものでした。
次の日、ボランティアさん達と伺いました。
学園も寄付で頑張ってやっているので、この猫の治療費の寄付をお願いしました。
しかし、「無理です。」と強く断られました。
本来、最初に保護した人が責任をもって、治療すべきですが、残念ながら見放されてしまいました。
猫の様子を見ると骨と皮だけになって、動けない状態でした。目も開けられないほどヤニだらけ、耳も真っ黒、手足もタールの様なもので固まっていました。
すぐに近くの動物病院に運び、点滴をしてもらいました。
先生は「かなり悪い」最悪の状態との診断でした。
学園に戻り、隔離部屋で懸命に水を飲ませたり、流動食をシリンジで口元へ運んだりと懸命に治療しました。少し自分で水を飲み、餌を食べられる様になったので、2回目の点滴に行ってきました。
しかし、その日は回復の兆しらしきものも見え、膝の上に乗っかてきたり、少し鳴いたり、マットの上で寝ていたりしたのですが、だんだん元気が無くなってきて、最後は口を開けて亡くなってしまいました。5日間頑張ったのですが残念です。
具合の悪い子を人の居ない空間に置くなんて!と訳の分からない人からの批判もありますが、どんな病気に感染しているかもわからない保護猫なので、完全に隔離をして対応しました。メールでの批判ですが、一生懸命にやっている人に傷つくような攻撃をするものではないように思います。そんな思いやりのない人が、同じ保護猫活動をしていると思うと悲しいです。
可哀そうに捨てられた猫で、外で餌を貰う術を知らない飼い猫であったようです。
もう少し早く保護していればと残念に思います。救える猫もあれば、救えない猫もいます。
焼き場に持っていって、府中市のお寺で埋葬されました。
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